FC2ブログ
2011-08-18(Thu)

北海道電力からの返信

昨日、北海道電力へ原発再稼働をしないよう質問を送ったのですが、その回答が来ましたので全文掲載します。

豊瀬 恒介 様

このたびは弊社ホームページをご利用いただき誠にありがとうございます。
お客さまからのお問い合わせにつきまして、下記のとおりご回答申し上げます。

当社はこれまで、泊発電所の緊急安全対策やシビアアクシデント対策に取り組み、国から妥当である旨の評価を受けていたことや、外部電源の信頼性評価を行い報告したこと、また、今後行う「ストレステスト」について、泊発電所3号機は運転中プラントと同様のグループとして取扱うことが公表され、総合負荷性能検査を受検することは再稼動に当たらないことから、定期検査の最終検査を受検する準備を進めてきました。
泊発電所3号機の総合負荷性能検査については、7月8日に経済産業省から総合負荷性能検査を受検するよう指導を受けたこと、8月9日には、未受検であるとの指摘があったことを勘案し、8月9日、総合負荷性能検査の受検申請を行い、国による安全確認を受けることとしました。
本検査を受検することは、法令に基づく事業者の義務であるとともに、国に安全確認をしていただくことになることから、受検を申請することとしたものです。
東日本大震災以降、わが国全体の電力需給が逼迫しており、本州からの融通受電が困難な状況となっています。このような状況の下で、北海道の電力の安定供給を確保するのは当社の重要な責務であり、今後の電力の安定供給確保を確固たるものとするためにも、泊発電所3号機の安定運転が欠かせません。

高レベル放射性廃棄物の最終処分は、原子力を利用した我々世代が取りくまなければならない課題と認識しております。最終処分の実施主体はNUMO(原子力発電環境整備機構)ですが、弊社は原子力事業者の一員として、理解活動を行うことが必要と考えています。

2004年の国の試算による発電コストの比較では、原子力は他の火力とは遜色ないレベルとされています(原子力5円程度、石炭火力6円程度、石油火力11円程度:運転年数40年、原子力は原子燃料サイクルコスト含む)。今後は、国による福島第一原子力発電所の事故を踏まえた発電コストの検証作業が行われるものと考えております。

原子力発電所の耐震設計においては、発電所ごとに、敷地周辺で発生した過去の地震や活断層による地震などの影響を考慮しています。泊発電所では、敷地に大きな影響を与えると想定される以下の地震を考慮し、これらの地震による影響を上回るように基準地震動SS(最大加速度550ガル)を策定しています。

北海道電力株式会社
広報部



まず一点目

電力の安定供給の確保ですが、何も北海道電力だけが電力を供給する必要はないのです。ソフトバンクが行おうとしている風力発電を実現させて、電力を北電が買えば良いだけです。或いは現存している私設の発電所から電力を購入する事も可能です。北海道は淡水も海水も、バイオマスも、地熱も、雪も、あらゆる資源が存在しているのです。自然エネルギーを最大限利用するべきなのです。発電量から見た場合でも原子力が必要ない事は、今日の先の記事で言及しました。

(個人的には、風力発電は反対です。理由は野生動物保護の面と低周波からです。設置を考えている場所は人の住まない自然の中だそうです。野鳥がぶつかる事はあっても、ごくわずかだとの事で、この点は問題とは思いません。それよりも低周波による生物への影響を懸念しています。人が住まないから良いだなんて思いません。野生動物が生息しているのだから、影響は感覚の弱っている人間よりも大きいはずです。人間だけの問題ではありません。)

二点目

放射性廃棄物を出す電力会社の責任を、あまりにも軽く考えています。北電は「理解活動を行う」だってさ。理解活動って、国民に広報活動するだけでしょう。排出元がこんな無責任な事を言っているようでは、呆れて物が言えません。NUMOが行うであろう深地層処分だって、立地先すら決まっていないのです。嫌ですよ、核廃棄物が何万年もの長期に渡って、自分ちの地下に保管されたら。

三点目

コストについて、以下リンク先を見て下さい。悪名高い内閣府原子力委員会の資料でも、原子力がものすごくコストが高いと言っています。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo48/siryo1-1.pdf
この資料の中で触れられていますが、現在でも電気料金に六ヶ所再処理工場での再処理費が含まれ、一世帯あたり200円以上払っているそうです。ギョエ~知らぬ間に、金払わされていたのか!(23ページ参照)

ガラス固化体やプルサーマル等、六ヶ所以外での処理を行うと、さらにコストは跳ね上がります(福島原発の事故処理費を含めた場合、こちらをご覧下さい)。

さらに電源別交付金交付額を見ると、原子力が全体の約7割を占めます(13ページ参照)。一般会計エネルギー対策費も、ほとんどを原子力が占めています(2007年度約900億円・10ページ参照)。

発電コストが安いと言っているのは、稼働期間を16年→40年に無理矢理伸ばしている事と、運転中の燃料単体のコストを計算しているだけで、燃料の再処理や廃炉にかかる費用などは一切加味されていないからです。こんないいかげんなコスト計算を、誰がまともに取り上げるのでしょうか。

4点目

耐震性たったの550ガルです。しかも私への返信にありませんが、これは横揺れでの数値です。縦揺れでの数値は、わずか368ガルです。簡単に壊れますよ、この原発は。数値については以下記事を参照して下さい。

泊原発の耐震 不十分
紙・大門氏視察 北電に要請

 日本共産党の紙智子、大門実紀史両参院議員は11日、泊原発(北海道泊村)を視察したほか、北海道電力本社に対し定期検査中の1号機再稼働とプルサーマル計画を中止するよう申し入れました。調査には、真下紀子道議や周辺自治体の岩内、余市、仁木の町議らも同行しました。

 泊原発では、北電泊原子力事務所の袴田慶一次長らの案内で、敷地内の外部電源開閉所や3号機の中央制御室、タービン建屋、使用済み燃料ピットなどを視察しました。

 泊原発は、蒸気発生器が独立した加圧水型軽水炉で、配管が多いのが特徴です。紙議員は「地震で配管が壊れることはないのか」と質問。北電側は「550ガルの揺れに耐えられる設計になっている」と答えました。

 これについて大門議員は、直下型地震で起こる縦揺れの問題を指摘し、「泊原発の加速度の鉛直(縦方向)基準値は368ガルだ」と耐震強度の不十分さを強調。北電側もこの数値を認めました。東日本大震災の4月7日の余震で、女川原発(宮城県)では、鉛直方向で476ガルの最大加速度がありました。

 北電本社では、濱谷將人・電源立地部長らが応対。大門議員らは、専門家が指摘する泊原発沖の活断層について、「第三者に依頼して再調査すべきだ」と迫りましたが、北電側は「国が公表しているデータを整理する」と述べるにとどまり、地震対策に後ろ向きの姿勢を示しました。
2011年7月13日(水)「しんぶん赤旗」より


311地震の最大は2933ガル、福島原発では550ガル。最大の岩手宮城内陸地震では4022ガル!ちなみに福島原発の耐震設計は438ガル。地震による原子炉への影響以前に、電柱倒壊による送電線切断が主な原因でメルトダウンしたのです。

その他情報は「泊 活断層」で検索すれば、たくさん情報が得られます。
泊 活断層←クリック

次の情報はどこまで信頼出来るか不明ですが、リンク張っておきます。
「泊原発3号機・検査結果は真っ赤な改ざんです。」と検査官の下請けさんが内部告発

最後にいろんな人が言ってますが、原発は既に動いていたのです。定期検査を終え営業運転をしていなかっただけで、いつの間にか稼働状態に入っていました。

手順としては、検査を終えたら一旦運転を停止し、運転再開の許可を受けてから再稼働するのが当然のはずです。許可を受ける前から運転していたなんて、こんな事をしている北海道電力の態度も許せません。もちろんメールでの回答も説明不足です。何度メールを送っても頭に来るだけでしょうから、他の手を考えます。

どんなに原発が頑張っても、2050年までに原発の新設をしなければ、原発は廃炉になって無くなるのです(耐応年数40年として)。それまで原発に依存するのも、やっぱり嫌だなぁ。
関連記事
にほんブログ村 写真ブログ 写真家へ
↑「ブログ村」というブログ紹介サイトのランキングに参加しています。このブログが「良い」と思ってくださったら、クリックしてくれると嬉しいです(*^_^*)
<

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

10月 | 2019年11月 | 12月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


プロフィール

豊瀬 恒介

Author:豊瀬 恒介
ご訪問くださり、ありがとうございます!自然写真家であり、自然循環栽培(無農薬・無化学肥料・草生栽培)で自給自足を目指しています。その他、木工品を作ったり、天然酵母のパンを焼いたり、釣った魚を卸したり、観光バスの運転もしています。人生一度切り、自分の想うがままに生き、悔いの無い人生を歩みたいです。

掲載写真・文章等の著作権・版権・使用権等作品に附随する全ての権利は豊瀬恒介にあります。無断使用・無断転載は厳禁です。

掲載作品の販売もいたします。お問い合わせ下さい。

ブログ翻訳
ご意見お願いします
リンク
最近の記事
カテゴリー
FC2カウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
地域カウンター

ジオターゲティング
応援よろしく!


FC2ブログのランキングに参加しています。クリックしてもらえると、このブログがたくさんの人に読んでもらえるようになります。^^
にほんブログ村 写真ブログ 写真家へ
にほんブログ村←「ブログ村」というブログ紹介サイトのランキングに参加しています。このブログが「良い」と思ってくださったら、一日ワンクリックお願いします。いろんなブログが探せますよ。
拍手する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

なかのひと
こけのオススメ







 









お買い物はこちら






こよみ



北海道-網走
提供:釣り情報フィッシングラボ

ブログ内検索
メールはこちら

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード
Twitter